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2021-05

文藝春秋digital新・現代官僚論「山田真貴子」

 本日アップした文藝春秋digital「新・現代官僚論」22回目は内閣広報官の山田真貴子さんです。

東北新社の総務官僚接待におけるキーパーソンである山田真貴子は、2013年11月から15年7月まで第二次安倍政権で広報担当の事務秘書官を務めた。1年半あまりという中途半端な任期で官邸を去ったのは、安倍首相の分身と呼ばれた首席秘書官の今井尚哉との確執が理由だとされた。ある内閣官房関係者が官邸の内実を解説してくれた。
「山田真貴子自身、広報担当者としてけっこう仕事がいい加減でした。だから彼女の上司にあたる今井が腹を立てるのも無理なかったかもしれません。もともと今井は部下に高圧的に命令するタイプだし、第一次安倍政権では自分自身が広報担当秘書官として総理の会見やスピーチなどを任されてきたので、彼女を見てイライラしたのでしょう。かなりきつくあたっていました。秘書官が机を並べる大部屋であからさまに山田を怒鳴る。今井は立て板に水のようにまくし立てるので、彼女はとてもじゃないけど言い返せませんでした。今井に叱られ、よく泣きじゃくっていました。しまいに山田は仕事をとりあげられ、他の秘書官と会話するでもなく、ただ秘書官室でボーッとしていました」(以下略)
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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