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2021-05

菅首相「訪米目的」は五輪とワクチン

「実はバイデン大統領は東京五輪に懐疑的なんです。そこを何とかしようというのが一つ」
 ある政府関係者は菅義偉首相の4月の訪米目的について、そう説明してくれました。すでにワクチンが行きわたりつつある米国だが、コロナの収束はおぼつきません。それはワクチンが効いていないことを意味するのではないでしょうか。いずれにせよ、このままでは五輪が開けないとバイデンは考えているようで、先の政府関係者はこうも言いました。
「米国では4月19日までに人口の9割がたワクチンが行き渡る計算しているそうです。つまり、そのあとはワクチンが余ってくる。菅総理はその余ったワクチンを日本に回してもらうよう、頼みに行く。それがもう一つの目的でしょう」
 となると、これまで河野太郎担当大臣をはじめ政府が公表してきたワクチンの調達、接種のスケジュールはいったい何だったのか、という話になりはしないでしょうか。なんともはや……。
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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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