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2022-12

国民を舐めている「柳瀬国会答弁」

 本日発売の週刊現代「ジャーナリストの目」に、先の柳瀬唯夫元首相秘書官の国会質疑について書きました。以下冒頭。

〈内閣総理大臣に附属する秘書官は、内閣総理大臣の、国務大臣に附属する秘書官は、国務大臣の命を受け、機密に関する事務をつかさどり、又は臨時に命を受け内閣官房その他関係各部局の事務を助ける〉
 内閣法23条第3項にはこう記されている。首相秘書官がその「分身」だといわれる所以だ。
 焦点になっている2015年4月2日の加計学園や関係者や愛媛県、今治市の職員による首相官邸訪問について、その元首相秘書官の柳瀬唯夫が、ここへ来て、方針転換。政府・与党内の〝調整〟の結果、記憶を取り戻したという。その上で、さる10日の衆参の予算員会に臨み、今になってこう取り繕った。
「加計学園からアポイントがあったので会ったが、いっしょに来た今治市や愛媛県の人たちと面談した記憶はない。それは昨年7月の国会閉会中審査の前にも今井(尚哉政務)秘書官に話した。それは一貫している」
 なぜこれまで今治市や愛媛県の担当者と会った記憶がないと繰り返してきたのか。なぜ今になって加計との面談を認めるのか。そこを野党から問われると、加計学園との面談を尋ねられなかったからだと強弁する。これ以上の詭弁があるだろうか。

 私も柳瀬さんとは一度会ったことがあります。ある程度の予想はついていましたが、ここまで酷い答弁をするとは。
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コメント

国民は、総理大臣の友人のために私的に税金が使われたことをなんとも思ってないんじゃないのかな。
正直、この状況なら支持率はヒトケタが当然ですよね。はっきり言って国民の側は舐められてるってことを認識すべきです

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森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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