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2020-08

東京都医師会尾﨑会長の提言

 発売中の週刊現代で東京都医師会の尾﨑治夫会長のインタビュー記事を掲載しています。

 8月の今現在、東京都内にはコロナの入院患者が1400~1500人おります。現状では一つの病院が10~20人の患者さんを引き受けていますが、仮に2000~3000病床のコロナ専門病院が一つあれば、すべて対応できるわけです。すると、患者さんも他の病院も安心して任せられる。いい方はよくないけど、チマチマ対応するのではなく、東京に大きなコロナ専門病院をつくる。それが急務です。
東京都医師会の尾﨑治夫会長はそう話し始めた。日本で最も感染者の多い都道府県の医師会長として、この半年間の政府のコロナ対策を見ていて黙っていられない、と激白する。
コロナ発生前の東京都には、感染症指定病院に118床のベッドがありました。もとはエボラ出血熱など致死率の高い患者の対応病床です。ウイルスが外部に漏れないよう病棟内の陰圧を設定し、スタッフもきちっと訓練されている。
むろんコロナ対応にはこれだけでは足りないので都の要請により2800床を目指し、100カ所ほどの病院に声をかけ、実際に確保してあるのがだいたい2400床。ところが、その大半は感染症専門ではなく、コロナ病棟を急ごしらえしてきた。それぞれの病院で患者さんが増えると、入院調整でテンヤワンヤです。10床しかないから知り合いの病院に電話するが、そこもすぐに埋まり、入院が滞ってしまう。
それが現状です。だから公的な病院が中心になり、コロナ専門病院をある程度の規模感でつくる。東京都の病院が総力戦で臨み、そこにスタッフを派遣すればいいのです。(以下略)
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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