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2020-06

サンデー毎日「鬼才 齋藤十一」⑤「新たな伝説」

 本日発売のサンデー毎日「鬼才 齋藤十一」の5回目は終戦を迎えた新潮社が新潮の編集長に齋藤さんを抜擢したところから。

齋藤十一は終戦の明くる1946(昭和21)年2月、中村武羅夫の後継者として、看板雑誌「新潮」の編集長に就いた。第二次大戦で休刊していた新潮を復刊させるにあたり、創業者の佐藤義亮が指名し、2代目社長になったばかりの義夫が齋藤に任せた格好だ。義亮から人事の提案を受けた長男の義夫は。ようやく30歳になったばかりの齋藤にこう伝えた。
「僕は社長として営業をしっかりやるから、君は好きなように編集をやってくれ」
出版業界では紙が配給制となり、インクや運送あらゆる資材が不足して困窮を極めていた。齋藤はそんな難しい時代、看板雑誌の復活を託された。想像を超える重圧を感じたに相違ない。
齋藤が新潮の編集長に就任するにあたり、本人に大きな影響を与えた人物がいる。小林秀雄である。(以下略)
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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