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2020-04

コロナ政局勃発

 本日発売の週刊現代「ジャーナリストの目」は、新型コロナウイルス対策を巡る政局について書きました。

 外出自粛の成果を2週間見極めてから、休業補償などその後の対応を決める――。政府が打ち出した新型コロナウイルス対策緊急事態宣言に対し、東京都知事の小池百合子は「スピード感重視でいきたい」と反発した。安倍政権は東京都に先手を取られ、いかにも影が薄い。日頃旧民主党の決められない政治を批判し、政治主導を標榜してきた割に、肝心要の有事のときにはさっぱりだ。
 この体たらくは政府のガバナンスの欠如が原因だといえる。平たくいえば首相官邸内の権力争いの結果、まとまりない。小中高校の全国一斉休校要請に続く布製のアベノマスク配布は、関係省庁はおろか閣僚にも相談がなく、首相の独断によるものだ。その発案者が首相補佐官の今井尚哉や秘書官の佐伯耕三たち経産省出身の官邸官僚だといわれる。
 挙句、首相と官房長官、官僚同士のさや当てが始まり、官邸内の亀裂が、ポスト安倍に向けた〝コロナ政局〟を招いている。
キーパーソンの一人は、いっとき令和おじさんと持ちあげられ、ポスト安倍に名乗りを上げた官房長官の菅義偉だ。(以下略)
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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