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2020-04

文藝春秋digital「新・現代官僚論」➉内閣官房

 本日付で文藝春秋digitalにアップした新・現代官僚論10回目はコロナ対策を巡る内閣官房の動きについて。

 官邸に機能を集中させ、迅速かつ大胆に政策を打ち出してきた――。この7年あまり、安倍政権ではそう自慢してきた。そんな一強政権の弊害が端的に現れたのが、桜を見る会騒動だろう。吉田茂首相以来、50年以上の長きにわたって続けられてきた公的行事で、政治利用、公私混同批判が巻き起こった。それは首相の直轄部隊である内閣官房や内閣府の官僚たちによるチェック機能が働かず、暴走を招いた結果といえる。
官邸の暴走は新型コロナウイルス対策においても垣間見える。専門家会議の意見も聞かずに小中高校の全国一斉休校を打ち出してみたり、とつぜん布製マスクを配ると言い出したり……。反面、肝心のウイルス封じ込め策はおっかなびっくりで、腰が引けている。新型コロナウイルスが日本に上陸してから3カ月あまり経た4月7日、首相はようやく首都圏や関西、九州の7都府県を対象に緊急事態宣言を発した。ところが、すでに都知事の小池百合子に先手を打たれ、すっかり影が薄くなってしまっている。
 新型コロナウイルスの脅威にさらされている今こそ、安倍一強と呼ばれるリーダーの政治力が求められる。首相官邸が決断し、リーダーシップを発揮するときだろう。が、あれだけ強権を発動してきた政権が新型コロナ対策ではいつになく音なしで、思い切った政策を打ち出せない。なぜこんなに後手にまわってしまっているのだろうか。(以下略)

 続きは本編でどうぞ。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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