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2020-01

JAL破たんの引き金「SARS」と新型コロナウイルス

 2003年に大流行したSARSは、日本エアシステムと投合したばかりの日本航空を直撃し、2010年の会社更生法の適用申請に進んでいきました。世紀の大合併と報じられたJAL・JASの統合により世界最大の航空会社が誕生し、全日空の危機が囁かれたのも束の間、JALは航空トラブルに見舞われ、そこにSARSの大流行が追い打ちをかけた格好でした。
 あのときJALは政府投資銀行の緊急融資によりなんとかしのいできたように見えましたけど、親方日の丸の経営体質は相変わらず。7年後に破たんしてしまいました。JALは今年破たんから10年を迎え、好業績を維持しているものの、それは公的資金に救われてきたから。
 中国発の新型コロナウイルスは、大企業を吹っ飛ばすほどのインパクトがあります。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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