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2019-11

反社悪用の危険性も「欠陥だらけ」軽減税・ポイント還元策

 消費税10%施行に伴うポイント還元策の考案者は経産官僚で、菊池桃子の結婚相手である新原浩朗さん。さすがに新郎の還暦結婚にはビックリしましたが、それより政府内で悪評なのが消費税の2~5%のポイント還元です。
「これほど欠陥の多い政策は見たことがない」とある政府幹部がこぼしていました。たとえばポイント還元に対する政府の補助金もその一つ。政府が最終の消費者にポイント還元分の助成をする。そこは理解できなくはありません。が、問題は小売業者や卸業者まで面倒を見る仕組みになっていることでしょう。
 仮に、消費者に売る前の中間業者が5社あれば、それぞれの段階で2ないし5%分の補助金をもらえます。たとえば元値が100万円分の品物をA社に売れば2万円、さらにAからB社に104万400円で売ると、2万400円を政府から還元されます。つまりペーパー会社を次々と設立し、取引を延々と繰り返せば、補助金制度で、濡れ手で粟の大儲けができる。まさに反社が目をつけそうな制度になっています。
 今のことろそれを防ぐ手立てもなく、見切り発車でポイント還元をスタート。早くも補助金が底をつきそうな雲行きになっています。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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