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2019-07

宮迫は「闇営業会見」で何を言いたかったの?

 まるで悪モノ同士の仲間割れというほかありません。宮迫さんと亮さんが闇営業問題で会見を開き、今日もまた、吉本興業の社長が反論するそうです。先手を打った宮迫さんたちは、吉本を悪玉に仕立て、あたかも自分たちは表に出て謝りたかったのにそれを邪魔された、と正当性を訴え、それに乗せられた芸能マスコミが2人を褒めたたえています。
 しかし、本来、会見は謝るだけで済むものではありません。肝心なのは、闇営業の経緯を明らかにする説明であるはずです。いかにして彼らが闇営業にはまっていったか、それを世間に向けて明らかにしなければ何の意味もありません。
 宮迫さんは、空手家のイベントスポンサーであるオレオレ詐欺集団について、「吉本も認めていたから安心した」かのように発言をしています。吉本も知っていたから俺たちは悪くないんだ、といわんばかり。本当かもしれないけど、そんな言い訳が通るのでしょうか。おまけに反社つまり暴力団関係者の知り合いもいないという。それでいて、あんな写真が次から次へと出てくるのでしょうか。
 突っ込みどころ満載の会見。なのに、誰もそこをスルー。それでいて、「宮迫は命をかけて会見した」なんて褒めちぎるテレビの人たち。どうかしています。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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