内閣支持率「日経40%超」の怪
この状況で支持率が4割を超えていること自体、合点がいきませんが、日経では続けて、野党の国会審議拒否について、不適切という回答が64%に上ったとし、いかにも野党の国会対応がまずいかのような報じ方をしています。問題は野党側ではなく、証人喚問に応じない与党側にあるはずなので、これも納得できません。が、よくよく見ると、その実、64%の回答は「適切ではない」というもの。不適切というのとややニュアンスが違うのではないでしょうか。
国会審議拒否が適切か、適切ではない、かと問われたら、それは適切ではないと答える人が多いでしょう。その批判は野党より与党に向けられているとみることもできるのではないでしょうか。政権寄りといわれる日経や読売で内閣支持率がある程度保たれてるのは、野党の頼りなさの裏返しで、実際に国民がそこまで安倍政権を支持しているとも思えません。麻生辞任の調査も然り、でしょう。