トランプ「TPP復帰発言」の深層
トランプのダボス会議のスピーチは予定されていた45分から大幅に短縮されて20分。予定稿を読み上げただけのもので、その中で一言TPPの話があったらしい。その真意は、あくまで2国間交渉が前提、もしもTPPで米国に優位な条件を提示すれば、という程度の話で、日本以外にこの発言を重く見ている国はないのだそうです。
つまるところトランプは日本のことはどうにでもなるという前提でリッピサービスをしただけだとか。それより対中赤字の削減をどうするか、それがトランプのテーマで、頭を悩ませているとのことです。
米国は穀物輸出による安全保障政策を重視し、すでに中国と駆け引きを始めているといいます。日本はこのところ一帯一路で中国に歩み寄っていますが、トランプがそれをどう見ているか、むしろそこが心配なのだそうです。