北朝鮮「拉致事件最終報告」どっちが信用できる?
<北朝鮮の政府高官が13~18日に平壌を訪れた日本の民間団体に対し、「拉致被害者らの再調査終了と報告書の完成を外交ルートで日本政府に伝えた」と訴えていたことが20日、わかった。訪朝団に参加した「日朝友好京都ネット」の浅野健一理事が明らかにした>(朝日新聞)
これが事実なら大変なことですが、すぐさま菅官房長官は「事実無根」と否定。まったく正反対の話になっています。
で、どちらが本当かといえば、昨年の「北が帰国者リストをつくっている」という日経スクープを思い出します。菅さんたちは、秋になれば拉致調査が進展するかのように話し、その流れに乗って日経の幻のスクープとなったわけです。こう考えると、どちらが正しいのか、浅野さんを全面的に信用するわけではありませんが、自ずとわかりそうなもの。ひょっとすると、北朝鮮側が観測気球をあげているのかもしれませんが、いずれにせよ日本政府はなす術なし、なのでは。