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2013-06

福島県双葉町長「参院選出馬」に地元はノー

 21日、みどりの風が参院比例選で前福島県双葉町長の井戸川克隆さんの擁立を決めたという報道がありましたが、地元双葉町の町民はかなり冷めた目で見ています。井戸川前町長、水道設備会社の経営から町長になった変わりダネ。その政治姿勢もまたけっこう変わっているといいます。
 ご存じのとおり双葉町は福島第一原発のお膝元。井戸川さんは震災当初、いち早く原発反対を打ち出した……、とここまではよかったのです。が、福島を離れて埼玉に避難し、自分自身の講演活動に飛び歩いているらしい。講演では、放射能のせいで髪の毛が抜けて頭が薄くなった、などとあり得ない話まで飛び出しているそうで、忙しすぎて町の対応が定まらなかったといいます。揚句、東電に対する町民の賠償請求が双葉郡で最も遅れる始末。困った町議会が町長に不信任案を出したとのことです。
 変わり者の町長さん、福島に戻らないまま反原発を訴えるといい、みどりの風から選挙に出ることを決めたらしいけど、これでは地元住民が呆れてしまうのも、むべなるかな。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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