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2012-11

アサ芸「ニッポン裏経済新聞」は石原慎太郎「新銀行東京」の行方

 本日発売のアサヒ芸能「森功のニッポン裏経済新聞」では、石原慎太郎前都知事の辞任で注目される東京都の「新銀行東京」を取り上げました。以下、冒頭――。

「1000億円が、将来は数兆円になる」
 2003年11月の設立記者会見で石原慎太郎前東京都知事が大風呂敷を広げて始めた新銀行東京。東京都が1000億円も出資する石原銀行と呼ばれてきた。しかし開業間もなく、経営危機に陥り、今となっては、石原都政における汚点の代表例としてしばしば取り沙汰されている。
「発案の責任はあるが(運営は)経営者の責任だ」
 銀行の累積赤字が936億円にまで膨らみ、事実上の経営破綻が明らかになった07年、当の石原都知事本人はそう開き直るばかり。赤字が出資金の1000億円を食いつぶすほどで、東京都が慌てて400億円の増資をして凌いだ。占めて1400億円の血税を投入した石原銀行は、現在どうなっているのか。

 表向き、一昨年からわずかに利益を出してはいますが、苦しいのは変わらず。いわば、傾いている銀行を支えてきたのが石原さんであり、つっかえ棒がなくなると……。日本振興銀行の二の舞になる危険性もあるのではないでしょうか。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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