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2011-08

小沢一郎「首相出馬」報道の違い

 昨日、小沢一郎さんが民主代表選、つまり首相候補に名乗りをあげるかどうかについて、おもしろい報道がありました。ひとつは共同通信の以下のような記事。

小沢氏、民主代表選出馬に含み 自らの裁判終了後
 小沢一郎民主党元代表
 民主党の小沢一郎元代表が、菅直人首相の後継を決める代表選への出馬を否定する一方、自らの政治資金に関する裁判が終了した後の立候補に含みを持たせる発言をしていたことが8日分かった。小沢氏側近の平野貞夫元参院議員が都内で開かれた講演で明かした。
2011/08/08 16:17

 もうひとつは読売新聞。

小沢氏、首相は「裁判が終わってからでないと」
 民主党の小沢一郎元代表が自らの首相就任の可能性について、資金管理団体の政治資金規正法違反事件をめぐる訴訟が継続している間は難しいとの認識を示していたことが、8日分かった。元代表側近の平野貞夫元参院議員が国会内で行った講演で明らかにした。
2011年8月9日00時30分

 記事の中身は大差ないのですが、読者の受ける印象はずい分異なるでしょう。日付からすると、共同を受けて読売が書いたようにみえます。いずれにせよ、震災と世界不況の非常時、相変わらず政治の話題が小沢さんということ自体、どうにも情けない……。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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