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2008-07

ソウル小話①

 木曜日まで韓国取材でしたので、ソウルでいろんな話を聞きました。なかでおもしろかったのが、韓国家庭事情。韓国は全般的に景気が低迷していますけど、活気はあります。まるで大阪みたい、とは愚妻の見方ですが、とにかく派手好きといいますか、おばちゃんが強い。
 韓国は英語教育が盛んで、息子や娘のために母親同伴で海外に住んで英語学習をしているケースが流行しています。行く先は、アメリカ、オーストラリア、タイといったところだそうで、家庭の懐具合に応じて決まるらしい。で、お父さんは単身韓国で働き、せっせと仕送り。韓国では、そういうお父さんのことを「鷲パパ」「雁パパ」ペンギンパパ」という3パターンに分けて呼んでいます。「鷲パパ」は稼ぎのいいお父さんで、会いたくなればいつでも妻子のいるアメリカに飛んでいく富裕層。「雁パパ」は渡り鳥のように1年に1度だけしか妻子と会えない。「ペンギンパパ」になると、金がなくて飛べないのでさみしい限りなのだそうです。近頃そんなペンギンパパの自殺者が出はじめ、社会問題になっているとも――。ソウルレポートでした。
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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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