FC2ブログ

2021-04

菅政権「焼け太り」だけはご勘弁を

 桜を見る会の特捜部捜査は安倍晋三後援会を担当する公設第一秘書の略式起訴、罰金刑という落としどころになりそうな雲行き。ホテルニューオータニに領収書の件で直談判した政策秘書ですらお咎めなしという結果になりそうです。もっともこれで、少なくとも安倍さんによる菅内閣に対する院政が消え、再々登板どころか、安倍さん自身の影響力もなくなるでしょう。
 で、特をしたのが目の上の瘤がとれた菅さん、という構図。少なくとも安倍さん同様にシラを切り続け、事情を知っていた立場なのに、なんとなくほくそ笑んでいる図が思い浮かびます。
 捜査についても地検は官邸に了承を求めていたはずですから、安倍さんより先に知っていたはずですが、あのような態度。黒川さんを検事総長にしようとして失敗した張本人にもかからわず、焼け太り。それだけは勘弁願いたいものです。

この期に及んでなお「GoToのせいじゃない」とは

「GoToキャンペーンは問題ない」「感染急増の原因だというエビデンスはない」――。政府、菅首相がそう言い張るのは失政を認めると突っ込まれるからでしょうから、理解できなくはありません。しかし、いまだに「GoTo自体は経済を救うために必要」などという医師や有識者がいるのには驚かされます。問題ないならなぜ政府はGoToを停止するのでしょうか。堂々とやればいいだけのことで、有識者たちもモゴモゴ屁理屈をこねる必要はありません。
 問題があるからGoToをやめるだけであり、非常にシンプルな話。この政策はふるさと納税と似ている気がします。旅行に行く人は得をするからそうするだけで、キャンセル料の支払いが嫌だからこの3連休はどこも観光客で3密になっている。人間だれしも損得勘定が働くので、そこを擽る人気取りの愚策というほかありません。

鈴木大地「千葉県知事選辞退」に菅首相の影

 本ブログで千葉県知事選が鈴木大地さんと熊谷千葉市長の一騎打ちのように書きましたが、あっさりと鈴木さんが下りてしまいました。新聞などの報道では、森喜朗元首相がダメ出しをしたとなっています。が、真相はもっと複雑。そもそも鈴木さんを担いでいたのが森元首相で少なくとも先週木曜日までは、「鈴木大地をよろしく頼む」と千葉県選出の自民党代議士たちに声をかけていました。
 その風向きを変えたのが、千葉県選出の石井準一参議院議員。鈴木さんに対し、俺が出るから下りろ、とプレッシャーをかけたと言います。その石井さんのさらに後ろで操っているのが菅首相という構図。熊谷市長の援護射撃でしょうけど、それが森元首相にまで届いたという話のようです。

菅首相が森田健作を見限ったワケ

 来る千葉県知事選に鈴木大地さんが立候補し、熊谷千葉市長とぶつかることになりました。東京湾アクアライン政策をはじめこれまで菅首相がタッグを組んできた森田健作さんはあっさり見放され、次の知事選には出ないことになり、菅さんが代わって熊谷さんをバックアップすることになりました。
 台風被害そっちのけでご自分の別荘を大事にしていた森健さんの自業自得のようにも感じますが、菅さんはIR・カジノ計画の花火を千葉で打ち上げさせたほか、この数年熊谷さんと蜜月。北海道の鈴木知事とともに地方自治体の菅チルドレンの1人ですから、さもありなん、です。

佐伯だけじゃない「倉庫みたいな」今井参与室

 今井尚哉前首相秘書官がなぜ内閣参与にとどまっているのか、いまだ謎が残りますが、あまり官邸には出勤していない様子です。今井さんが自ら希望したとされる5階の内閣官房参与室は日当たりが悪く、狭くて「まるで倉庫みたい、古い灰色のロッカーがなんとなくわびしい」と感想を漏らす人もいます。
 院政の囁かれる安倍首相の連絡役として参与に残ったという説もありますが、官邸にいなくてはそれもできないし、あまりその必要もないように感じます。なら、なぜなのか。そこには安倍さんの思惑があるのでしょうが。

«  | HOME |  »

プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する