「桜を見る会」名簿消去の弁解
2017年に定めたガイドラインに従い、行事の実績などを検証するために本来1年以上保存しなければならない行政文書の例外として名簿の消去をしたといいます。まるで新聞の切り抜きなどと同じ扱いなのです。しかし、政府の言い訳はそれだけではありません。1年未満の廃棄理由が、名簿が膨大な量なので管理が大変で、外部に流出する恐れがあるから、なのだそうです。
政府資料が外部に漏れては一大事。それは自明で、たいていの資料がそうでしょう。招待客の推薦枠は1万5000人。これが膨大かどうかはさておき、桜を見る会はすでにマスコミが写真や動画にとって、公開しているも同然でしょう。強いていえば、数ある政府資料の中でも、漏れても大した影響のない行政文書のはずです。なのに1年未満に廃棄する例外だという政府答弁を誰が納得するのでしょうか。