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2021-04

川崎隆生福岡ペンクラブ代表急逝

 西日本新聞の社長、会長を歴任され、日本新聞協会副会長を務めてきた川崎隆生さんが19日に逝去されました。本ブログでも紹介したように4月10日に代表理事として地元九州で福岡ペンクラブを立ち上げた矢先の出来事に愕然としました。当日は、川崎さんをはじめペンクラブの理事の方々と盃を交わしたばかり。川崎さんは地元春吉生まれで生粋の博多っ子で、昨今のメディア、ジャーナリズムのあり様について嘆き、熱く語っていらっしゃいました。
「私は肺癌をやったので、コロナにかかると大変なのでひといちばい気を付けます」
 そう笑顔でおっしゃりながらも、いたってお元気そうで、けっこう飲まれていました。それだけに、今も信じられない思いです。
 死因は動脈りゅう破裂だとのこと。享年70、本当に惜しい方を亡くしました。心よりご冥福をお祈りいたします。合掌
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二階「五輪中止」発言で決めた「まん防」

 まさか大阪府知事に付き合おうとしたわけではないでしょう。
「アメリカから帰って他の地域を考える」
 菅義偉首相は昨日の朝まで官邸でそう話していたそうです。むろん他の地域とは、まん延防止等重点措置の対象地域のこと。東京に続き、千葉や神奈川、埼玉の関東3県や愛知などが申請を表明しましたが、政界の事情通によれば、菅さん自身はまん防を決めかね、決断を日米首脳会談のあとに先延ばししようとしていたそうです。
 で、そこへ飛び出したのが、二階俊博自民党幹事長の「できないなら五輪スパッと中止」発言。大慌てしたのが当の菅首相で、官邸の事務方に命じ、米国へ出発するまでにまん防対象地域の拡大の段取りを決めたそうです。
 二階さんが菅さんの対応を見て業を煮やしたのかどうか。なかなか本心を明かさない人なのでそこは定かではありません。二階さんは衆院の解散を遅らせたがっているし、二人のあいだにすきま風が吹いているのはたしかでしょう。

文藝春秋digital新・現代官僚論「山田真貴子」

 本日アップした文藝春秋digital「新・現代官僚論」22回目は内閣広報官の山田真貴子さんです。

東北新社の総務官僚接待におけるキーパーソンである山田真貴子は、2013年11月から15年7月まで第二次安倍政権で広報担当の事務秘書官を務めた。1年半あまりという中途半端な任期で官邸を去ったのは、安倍首相の分身と呼ばれた首席秘書官の今井尚哉との確執が理由だとされた。ある内閣官房関係者が官邸の内実を解説してくれた。
「山田真貴子自身、広報担当者としてけっこう仕事がいい加減でした。だから彼女の上司にあたる今井が腹を立てるのも無理なかったかもしれません。もともと今井は部下に高圧的に命令するタイプだし、第一次安倍政権では自分自身が広報担当秘書官として総理の会見やスピーチなどを任されてきたので、彼女を見てイライラしたのでしょう。かなりきつくあたっていました。秘書官が机を並べる大部屋であからさまに山田を怒鳴る。今井は立て板に水のようにまくし立てるので、彼女はとてもじゃないけど言い返せませんでした。今井に叱られ、よく泣きじゃくっていました。しまいに山田は仕事をとりあげられ、他の秘書官と会話するでもなく、ただ秘書官室でボーッとしていました」(以下略)

泥のカネ「北朝鮮利権」

 今週の泥のカネははや19回目と20回目、小泉訪朝で日朝国交回復の機運の高まったゼネコンの北朝鮮利権について書きました。


特捜部の異質な北朝鮮捜査
「カジノは、平壌ホテルから車で10分くらい走ったところにありました。夜やから、暗うてね。まわりがどうなっとるんか、ようわからへんかった。車で連れていかれたのやけど、なんや寂しい感じのところに、大きな建物がポツンと建っている。外から見たら、何の変哲もないオフィスビルみたいでした」

 そう記憶をたどったのは、水谷建設と取引のある北陸の下請け業者だ。水谷功とともに北朝鮮を訪問したことがあるという。

「そうして、ビルのなかに入ると、1階はがらんどうになっとる。カジノは、ビルの地下1階にありました。案内されると、そこにはバカラやルーレット、ブラックジャックの台があった。部屋は大して広くはない。けど、まぶしいほどきれいな別世界でした。帰国してその話をすると、北朝鮮にカジノなんかあるかいな、と笑われたけど、決して夢なんかやありません」

 2006年の脱税事件捜査の渦中、水谷建設と北朝鮮とのかかわりが話題になった時期がある。(以下略)

福岡ペン倶楽部設立記念講演

 さる4月10日、福岡ペン倶楽部の設立イベントがあり、僭越ながら話をしてきました。福岡ペン倶楽部は九州地方のブロック紙である西日本新聞で社長、会長を歴任された川崎隆生さんが代表理事となって発足した一般社団法人です。
<戦後まもなく那珂川湖畔の旅館に「福岡プレスクラブ」という看板が掛けられた>(HPより)
 川崎さんはそう言います。終戦時の福岡プレスクラブが立ち消えになり、75年経ったいま、改めて看板を書き換えて掲げたとのことです。東京や大阪にはこの手の法人があるのに、今まで福岡にペンクラブがなかったのも不思議ですが、理事には、読売新聞西部本社社会部長やスポーツ報知西部本社社長を歴任した岸本隆三さん、前福岡市長で西日本新聞の元経済部長の吉田宏さん、同新聞の元文化部長で現久留米大教授の藤田中さんといった錚々たる地元メディアの有志が就任。「昨今のジャーナリズム、メディア界にカツを入れてやるばい」とやる気満々でした。
 話をしていると、ついこっちまで熱くなりました。応援します。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)など。最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。2021年「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」刊行予定

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